診療部門について
リハビリ部
理念
地域に根ざしたリハビリテーションを実践します
リハビリ部の基本方針
- 「地域包括医療・ケア」の一翼を担います
- 急性期から回復期、維持期、終末期リハビリテーションまで一貫して関わります
- 当事者に立脚します
- 潜在能力を開発します
- 自立支援と介護予防を進めます
- 生活の再建を目指します
スタッフ紹介
| リハビリ科医師 | 1名 |
|---|---|
| 理学療法士 | 26名 |
| 作業療法士 | 19名 |
| 言語聴覚士 | 7名 |
| 音楽療法士 | 2名 |
| リハビリ補助者 | 5名 |
(2010.4現在)
認定資格
| 認定作業療法士 | 1名 |
|---|---|
| 福祉用具プランナー | 3名 |
| 福祉住環境コーディネーター2級 | 7名 |
| 介護支援専門員 | 14名 |
| 地域包括医療ケア・認定専門職 | 8名 |
各部署の紹介
病院でのリハビリ
一般病棟
一般病棟では、緩和ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟を除く204床のうちリハビリ処方のあった入院患者様ならびに外来通院患者様に対してリハビリを行っています。
スタッフの内訳は、理学療法士10名、作業療法士7名、言語聴覚士3名です。施設基準は、脳血管疾患リハビリテーション料(I)、運動器疾患リハビリテーション料(I)、呼吸器疾患リハビリテーション料(I)を取得しています。
入院は主に急性期の患者様であり、リハビリ科医師の指示のもと、ICUや各病棟へ出向き、病状の管理を行いながら、廃用症候群などの2次的合併症の予防と機能・能力障害に対する早期からの対応を行っています。急性期から集中的リハビリテーションを行い、また生活の場である病棟のスタッフとカンファレンスなどを通した連携により、ADLの自立と回復期へのスムーズな移行を目指します。直接、在宅へ復帰される方については、必要に応じて試験外泊や家屋チェックを行い、在宅生活のイメージをつけていただき、安心した在宅生活が送れるよう支援していきます。

回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟には病棟看護師のほか医師1名、理学療法士2名、作業療法士1名の病棟勤務が義務づけられています。
スタッフの内訳は、理学療法士4名、作業療法士4名、言語聴覚士1名です。
十分な医学管理のもと、リハビリ室のみではなく病棟内でも積極的にADL(日常生活動作)能力の向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的に生活に密着したリハビリを集中的に実施しています。また、リハビリの効果に対しては、医師・療法士・看護師等のチームによる定期的なカンファレンスによって評価を行い、個々の患者様に合った実現可能でより効果的なリハビリの方針を決定しています。このように、回復期リハビリテーションは患者様にとって、リハビリを行なう上で最も重要な時期であり、療法士の人員数や患者様一人当たりの床面積など適切な設置基準が設けられています。
緩和ケア病棟
緩和ケア病棟(6床)の全患者様に対し理学療法士、作業療法士各1名が毎日午後より、音楽療法士が週2回午後より関わっています。
患者様、ご家族様のご希望に沿った緩和的リハビリテーションを行っています。患者様、ご家族様にとって良好なQOLを維持するために、他職種と密な情報交換を行っています。更に、よりよい時間を過ごしていただけるよう、季節のイベントやボランティア活動の協力にも携わっています。
保健福祉総合施設附属リハビリテーションセンター
リハビリテーションセンターは19床の入院患者様と外来患者様を対象に、リハビリを集中的に行う有床診療所です。施設基準は、脳血管疾患リハビリテーション科(II)、運動器疾患リハビリテーション科(I)、呼吸器疾患リハビリテーション科(II)を取得しており、理学療法士3名、作業療法士2名(1名他部署兼務)、言語聴覚士1名が配属されています。
リハビリテーションセンターでは、脳血管障害や骨折後の回復期~維持期の方、また在宅生活中、疾病やそれに伴う体力低下により、今までの生活動作が難しくなった方を対象としており、生活の立て直しを行います。心身機能の向上にあわせ、訓練室で獲得された能力をいかに在宅生活に反映させるかを考慮し、日常生活を出来るだけ一人で行えるような取り組みと環境づくり・ネットワーク作りを行います。
入院・外来患者様を問わず、療法士が在宅への訪問を積極的に行い、在宅生活がよりスムーズに行えるようにリハビリプログラムの提案・生活への助言を行い、安心した在宅生活が送れるように支援していきます。
施設でのリハビリ
介護老人保健施設「みつぎの苑」
老人保健施設みつぎの苑は、入所定員150名(一般棟70名、認知症専門棟30名、ユニット棟50名)、通所リハビリテーション(デイケア)40名を対象に、病状の安定した要介護者などが在宅生活を継続するために、生活リハビリと個別性を重視したケアを提供します。
スタッフは、理学療法士5名、作業療法士3名、言語聴覚士2名が配属されています。
入所は、主に病院退院後や在宅生活が困難になった要介護者などであり、家庭復帰を目指してリハビリを実施しています。そのためには、入所中から在宅生活を想定した関わりを行っていくことが重要であり、個々の生活動作が自立(または介助量軽減)して行えるような手段・方法を、多職種で連携して行っています。退所前後には施設からの訪問や居宅サービス関係機関への情報提供を実施し、在宅生活へソフトランディングできるように支援していきます。また、家庭復帰後も、短期入所療養介護(ショートステイ)や通所リハビリテーション(デイケア・ナイトケア)で在宅生活を支援していきます。
特別養護老人ホーム「ふれあい」
特別養護老人ホーム「ふれあい」は定員100名(従来棟80名、新型棟20名)からなる介護老人福祉施設です。対象となる利用者様の多くは年齢80歳以上、寝たきりや認知症等のため家庭では適切な介護を受けることが困難な方々です。
所属している療法士は、専任理学療法士1名です。また他部署との兼任にて理学療法士1名、言語聴覚士1名、音楽療法士1名の3名も、状況に応じて関わっております。
利用者100名に対し、個別に多職種でのカンファレンスを行い、利用者個々の日常生活状況を把握し、心身機能・ADL能力の維持・改善や生活リズム付けのため、療法士を中心として個別機能訓練計画を立案します。
リハビリ内容として、個別リハの場合は関節の拘縮予防を目的とした関節可動域運動や褥瘡予防のためのポジショニング調整、利用者の希望に応じて手芸等の作業活動を行っております。また車いす・マットレス・テーブルなどの環境や、箸・スプーンなどの自助具を、利用者それぞれに合わせて選定・調整、必要に応じて作成し、利用者のADL能力の維持・改善に努めています。集団リハビリでは小グループでの作業活動や音楽療法、風船バレー等のレクリエーションを通じ、利用者の楽しみの機会、他者とのコミュニケーションの場を確保しています。
在宅でのリハビリ
デイサービスセンター
デイサービスでは食事、入浴といった生活支援の提供のほか、体操や創作活動、レクリエーションなどのプログラムを通し、利用者の自立とQOLの向上に努め、在宅生活の継続を目指しています。介護認定を受けられた方をお迎えし、集団の中で食事、入浴、体操、レクリエーション等の機会を提供しています。
スタッフは看護師1名、介護福祉士1名、介護員1名、相談指導員1名と共に理学療法士、作業療法士が関わっています。
特色としては要支援の方には理学療法士が運動器の機能向上プログラムとして、主に器具を用いたトレーニングや指導をし、要介護の方には作業療法士が生活機能の向上を目的に個別に計画をたてて様々な活動、作業を提供しているところにあります。またデイサービスセンターがある御調町保健福祉総合施設に勤務している歯科衛生士、管理栄養士、薬剤師、臨床心理士などの関わりもあり多職種での介入ができます。その中で利用者様の機能や能力の維持、向上を図り介護予防に寄与していると自負しています。
訪問看護ステーション「みつぎ」
介護予防センター
「介護予防通所介護」対象の方(介護保険法で要支援1もしくは要支援2の認定を受けた方):毎週月曜日から金曜日の、10時から14時30分
「通所型特定高齢者介護予防事業」(要介護状態又は要支援状態となるおそれの高い虚弱な状態にあると認められる65歳以上の方):毎週月曜日と木曜日の2回10時から12時で6ヶ月間
上記を対象とし、転倒骨折の防止および加齢に伴う運動器の機能低下の予防・向上を図る目的にて身体機能・生活状況を始めとした評価を行い、個別の対象者ごとのプログラム内容を設定し、ストレッチ・有酸素運動・簡易な機器を使用しての運動を実施しています。
療法士は、理学療法士3名、作業療法士1名で毎回1名が日替わりで午前中に運動実施時に関わっています。
「正しい姿勢・リズムで正しい関節運動、正しい筋肉運動」を第一に、使われなくなっている筋肉を効果的に動かすことで全体的に筋肉の活性化となり、そのことで動作性の向上が図られ、日常生活への自信を高めることで、閉じこもった生活を予防し、いつまでも住み慣れた地域で自分らしい人生を送るための支援を行っています。
すべての領域に関わるリハビリ
音楽療法
音楽療法とは、音楽の持つ心理的・生理的・社会的働きを活用とした治療技法です。主として失語症・構音障害・高次脳機能障害・認知症の方を対象として直接機能面に働きかけるほか、心理的サポートやQOLの向上などを主な目的としています。
平成2年4月よりリハビリテーションの一環として音楽療法を行ってきましたが、現在では日本音楽療法学会認定資格を取得した2名の音楽療法士が常勤し、公立みつぎ総合病院(一般病棟、療養病棟、回復期病棟、緩和ケア病棟)と、保健福祉総合施設(リハビリセンター、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウス、グループホーム)、救護施設などすべての当院関連施設で音楽療法を実施しており、訪問リハビリでは在宅のケースにも関わっています。
集団音楽療法では深呼吸やストレッチ、発声練習、季節の歌・流行歌・民謡・演歌などの歌唱活動、歌にまつわる会話、鈴・タンバリン・鳴子・ミュージックベルなどを使った合奏、生演奏による音楽鑑賞を行い、個別音楽療法では対象者の機能レベルに合わせて歌唱、楽器演奏、生演奏の鑑賞などを行っています。今後もより音楽療法を積極的に展開していく方針です。
リハビリ部が所属している委員会
栄養ケア・マネジメント委員会(褥瘡部会、NST部会、摂食・嚥下部会、口腔ケア部会)、職員教育担当委員会(接遇委員会、患者サービス委員会)、医療事故防止対策委員会、院内感染防止対策委員会、緩和ケア病棟運営委員会(CST委員会)、広報委員会
高次脳機能障害・地域支援ネットワーク
広島県高次脳機能地域支援センター(代表:林副院長、藤井主任社会福祉士、小栄主任作業療法士)として広島県高次脳機能センター(県立障害者リハセンター)と連携・協力して、尾道・三原医療圏を中心に県内の高次脳機能障害者の診断・評価・治療・リハビリ・社会復帰の支援等を行っています。
地域リハビリテーション広域支援センター
病院では平成13年度から、広島県より尾道・三原圏域の地域リハビリテーション広域支援センターの指定を受け、圏域内の市町・地域包括支援センター等に対し、リハビリ協力を行っています。内容は「介護予防教室」「転倒予防教室」などの講師派遣や相談に預かるほか、ケアマネジャーの研修会などを開催しています。今後も広く地域リハの支援体制整備の一役を担っていく方針です。
内部研修・外部研修・学会への参加
内部研修
| リハの質向上委員会 | リハビリ専門職としての質を高め且つ質の高いリハビリを提供することにより、病院理念の実践に寄与すること、そして、リハビリ部における業務改善、接遇の向上に努め、以て利用者の安全と病院機能の向上に資することを目的としています。 内容としては、「業務改善」「勉強会」「接遇」を3つの柱とし、その他適宜検討を行っています。 |
|---|---|
| プレゼンテーション会 | リハビリ部各部署の実働状況の理解と課題の共有を行い、当院リハビリ部の理念を再確認するとともに併せて病院経営参画意識を高めることを目的として、年1回、リハビリ部各部署のプレゼンテーションを行っています。 |
外部研修
- 国際福祉機器展
- 全国地域リハビリテーション研修会
- 福祉用具プランナー研修
- 介護支援専門員専門研修
- 全国リハ・ケア研修大会 など
院外で開催される研修会にも積極的に参加しています。
学会
- 日本理学療法学会
- 日本作業療法学会
- 日本言語聴覚学会
- 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
- 日本音楽療法学術大会
- 全国国保地域医療学会
- 全国リハビリテーション研究会
- 全国介護老人保健施設大会 など
学会への参加および研究発表を行っています。
スタッフの声
- 療法士の数が多いぶん、それぞれに得意分野があり、自分が困ったときやアドバイスがほしいときに、すぐに相談できる良い職場です。
- 患者様への関わりだけでなく、ひとが生きる基盤である地域に働きかけることができるので、やりがいがあります。
- 患者様と触れ合っていくなかで、自分自身の未熟さなどを感じることが多いですが、人生の先輩とたくさん出会え、成長させて頂いていると感じています。







