概要
基本方針
身体の中を調べることができる画像診断は、現在の医療では欠かすことのできないものとなっています。患者さまに、安心で安全な検査を受けていただくため「やさしさと思いやりの心」で接するとともに、より迅速で高品位な画像の提供を目指します。
業務内容
放射線室では各診療科の医師より依頼を受け、必要とされる部位の画像を撮影します。
撮影した画像データは、PACS(医療用画像管理システム)で保存・管理し、
電子カルテを介して配信し各診療科医師の診療に活かされています。
CT(全身用コンピューター断層撮影装置)
当院では、GEヘルスケア製 Revolution EVO
64列マルチスライスCTを設置しています。
検査について
検査は、ベッドに寝ているだけで終了します。
マルチスライスCTは1回の撮影で同時に複数の輪切り像を
得ることができ、その画像から下のような精密な立体画像を作ることも可能です。
MRI(超伝導磁石式全身用MR装置)
GEヘルスケア製1.5テスラMRI SIGNA Explorer
MRIは強い磁石と特殊な電波の力により人体内部の構造を
鮮明にみることができる医療用画像診断装置です。
頭部領域の小さな疾患や整形外科領域、
腹部領域などの全身各部位の診断に役立ちます。
検査について
MRI検査はベッドに寝ているだけで体の向きをかえることなく、様々な断面の撮像が可能です。造影剤なしでも血管撮像が可能といった特長があります(検査の内容によっては造影剤を使用することがあります)。
3次元画像解析システム
富士フイルム SYNAPSE VINCENT
CTやMRIなどの断層画像から高精度な3D画像を描出し、解析を行う3D画像解析システムです。
マンモグラフィ(乳房x線撮影装置)
富士フイルム AMULET Innovality
マンモグラフィとは乳房のx線撮影のことです。早期乳がんの発見に有効で、触診ではわからないような小さな乳がんや腫瘤をつくらない乳がんを初期段階で映し出すことができます。
教育研修
方針
各種の画像診断装置を正確かつ高度な技術で駆使し、常に安全な検査・高品質な画像情報を提供できるよう、定期的な研修を行っております。
- 部署内研修会
- 職員研修会…医療放射線安全管理責任者から職員全体へ
- 新入職員研修…放射線室から新入職員へ
スタッフの声
日常勤務内はもちろん24時間いつでも検査対応できるよう技術の研鑽に努めております。また患者さまの安心・安全のために「やさしい声かけ・配慮の心」を忘れずに、確実な検査を行っていきたいと思います。
導入機器一覧
- 一般撮影システム…富士フィルム:FCRシステム
- CT(64列マルチスライス)…GE:Revolution EVO
- MRI(1.5T) …GE: SIGNA Explorer
- 画像ワークステーション
…GE:Advantage Workstation VolumeShare 7
…富士フィルム:ボリュームアナライザーSYNAPSE VINCENT - DR…日立:EXAVISTA 2台
- 血管撮影装置…PHILIPS:Allura Xper FD20
- 歯科用パノラマ撮影装置…モリタ:Veraviewepocs X700 + 2D
- 外科用イメージ装置…GE:Brivo OEC850
- 乳房撮影装置…富士フイルム:AMULET Innovality
- 外科用イメージ装置…GE:Brivo OEC850
- 移動型X線装置
…日立:シリウス130HP - 骨密度測定装置…日立:DSC-600EXV
- 画像サーバー(PACS)…富士フィルム:SYNAPSE
- 放射線情報システム(RIS)…富士フィルム:F-RIS
…富士フイルム:CALNEO Smart モバイルシステム
スタッフ紹介
- 診療放射線技師…8名
- 看護師…1名
認定資格
- 第1種放射線取扱主任者…1名
- 検診マンモグラフィ撮影技術認定技師…2名
- 検診マンモグラフィ精度管理認定技師…3名
- アドバンス診療放射線技師…1名
- 放射線管理士…1名