看護部の教育

教育方針・目標・評価

教育方針

「当院の基本理念、および看護理念に基づき、専門的知識、技術、判断力を持った人間性豊かで社会、地域に貢献できる看護、介護職員を育成する」

教育目標
  1. 科学的根拠に基づいた全人的な看護・ケアを実践する
  2. 常に向上心を持ち、専門性を追求する
  3. 保健・医療・福祉の中で多職種と連携して、看護ケアを提供する
教育評価方法

クリニカルラダーを活用し、看護部職員の臨床実践能力を公正に評価する

看護部では個人の能力に沿った人材育成と能力開発を行い、個々が目的を見失うことなく取り組めるように図っています。

キャリア開発ラダー

キャリア開発とは、組織内での目標や使命を達成する過程を通して、個人の持つ能力と技能を伸ばし、キャリアを実現していこうとするシステムのことです。

教育計画

平成30年度教育計画

看護部教育委員会ではキャリアレベルに応じたさまざまな研修プログラムを計画しています。
看護師は自ら成長していくために自己の臨床実践能力習熟段階(クリニカルラダー)を把握し、自己の能力に応じた研修を受け、キャリアアップを目指します。

レベルI-1(新採用者) 医療安全、感染防止、救急蘇生、看護技術、フォローアップ研修
レベルI-2(2年目) 人工呼吸器、看護記録、医療安全、感染防止、救急蘇生
レベルI-3(3年目) NST、看護観、救急蘇生、感染管理
レベルII(4~5年目) リーダーシップ、看護研究
レベルIII(6~10年目) 薬剤管理、他職種との連携
レベルIV(11~20年目) 看護倫理、老年看護
レベルV(21年目以上) 施設看護、在宅看護
プリセプター プリセプター研修、フォローアップ研修
管理I(主任) 主任研修、ストレスマネジメント、退院支援
管理II(師長・科長) 師長研修、看護管理、看護必要度
看護補助者 介護技術、医療安全、感染防止、接遇

 

平成30年度教育内容

当院看護部では、病院、看護部の理念・方針・目標を達成するため教育目標にあったプログラムを立案し、研修を行っています。人間性豊かな看護職員を育てるための教育プログラムを充実し、専門的知識や技術、判断力を習得できることを目指しています。
必須研修として、看護倫理、医療安全、BLSなどの研修会を開催し、誰もが一定レベルの知識、技術を習得できるように取り組んでいます。訪問看護師、保健師による地域包括ケアに関する研修会も行い、多職種での関わりの重要性を学んでいます。また、今年度は、認定看護師などによるシリーズ研修会を企画し、各自の課題や今後のキャリアアップに応じて、主体的に研修を選択できるシステムとしています。
それぞれのキャリアに合わせ、新採用者研修、主任研修、師長以上の研修を行っています。新採用者には、「新人看護職員研修ガイドライン」に基づいた研修を行っています。研修を通し、基本的技術を習得するだけでなく、各自の看護観を見つめなおすきっかけにもなっています。またチーム医療の大切さについても学んでいます。

臨床能力向上のための研修

<必須研修会>

  • 看護部の方針
  • 接遇研修
  • 医療安全
  • 看護倫理
  • 地域包括ケア
  • 感染対策

<院内講師によるシリーズ研修会>

  • 脳卒中看護
  • スキンケア・褥瘡
  • 摂食嚥下障害看護
  • NST
  • ポジショニング・移乗
  • 糖尿病・フットケア
  • ストーマ管理
  • 緩和ケア
  • リンパケア
  • 認知症患者の対応

<師長研修>

  • 中間管理職の役割
  • 地域包括ケア
  • 退院支援

<主任研修>

  • 主任の役割
  • 看護研究
  • 退院支援
  • 新人看護職員研修ガイドラインについて
  • コーチング

新採用者教育研修

臨床実践能力向上のため、基本的な看護技術の研修を行っています。

筋肉・皮下・静脈注射、点滴静脈内注射~シミュレータ使用~

「救命救急処置技術」~BLS研修~

「移動の介助」~ベッド上での動作・ポジショニング~

スキンケア

輸液ポンプ

看護研究発表

日々の臨床場面から疑問に感じたり悩んだりしている中で看護の質の向上とよりよい看護実践をするために看護研究を行い、各部署での交流を深めています。
また

部署 テーマ
外来 当院で大腸内視鏡検査を受けた、患者のニーズの把握と今後の改善点
~患者満足度調査から見えてきたこと~
透析室 血流量に応じた穿刺針ゲージの検討
第1病棟 大腿骨頸部骨折術前の介達牽引による医療関連機器圧迫損傷の原因分析
第2病棟 意識障害が遷延する患者へのアプローチ
~あの歌声をもう一度聴きたい~
第3病棟 一般病棟における終末期患者の訴えや苦情に対するケアの検討
第6病棟 医療型療養病棟における介護福祉士主導で行う、病棟レクレーションを試みて
第7A病棟 回復期リハビリテーション病棟での多職種チームによる患者支援
~「多職種共有シート」を活用した事例のふりかえりからわかった現状と課題~
第7B病棟 回復期リハビリテーション病棟における整形外科疾患患者の在宅復帰因子の検証
~FIM(機能的自立度評価表)を用いて~
第8病棟 多職種カンファレンスでの情報共有の質を維持するために
~データベースの活用を継続するための課題を明らかにする~
みつぎの苑 認知症利用者との関わり方を見つめて
特別養護老人ホームふれあい 地域密着型特別養護老人ホームとしての地域交流を深めるための行事の検討
グループホーム「かえで」 夜間のBPSDが増悪した事例へのチームでの取り組み
有床診療所 退院支援で見えてきたこと、今後の課題