当院の緩和ケア病棟

がんによる苦痛を出来る限り少なくし、患者さまとご家族が、その人らしく有意義に過ごしていただくところです。そのため、当病棟では、身体症状による苦痛を取り除くだけでなく、不安、悩みなど精神的苦痛を和らげ、患者さまとご家族にとって貴重な時間を最も快適に過ごしていただけるよう援助致します。医師・看護師は勿論、精神心理、リハビリ、薬剤、栄養、口腔衛生をはじめとする専門スタッフやホスピスボランティアスタッフがチーム一体となり患者さまとそのご家族を支援させて頂きます。
病床数6床の非常に小さな病棟です。温かい家庭的な雰囲気、そして極め細やかなケアの提供を目指しています。
いろいろな職種のスタッフ達が病棟の隅々に目を配り、進んで環境づくりとケアの向上に努めます。
また、地域に密着したサービス、すなわち在宅緩和ケアに積極的に取り組んでいます。かかりつけ医並びに在宅ケアスタッフとの十分な連携のもと、住み慣れた環境での療養をお手伝いします。

入院までの手順

病棟での生活

病室 無料個室4部屋、有料個室2部屋
ご家族が泊まれるようにソファーベッドやミニキッチンを備えています。
設備 デイルーム・図書コーナー・テラス・家族控え室・マッサージチェアなど充実した時間を過ごしていただけるように設けています。
過ごし方 患者さまのペースで過ごしていただくよう配慮しています。
面会・外泊 面会は24時間可能です。ペットと面会をしたい時、外出外泊がしたい時などご希望に応じて支援させていただいています。

患者さまとご家族に安心して過ごしていただけるよう、明るく落ち着きのある環境作りに心がけています。

入院費用

入院費用は定額制ですが、一般病棟と同様に各種健康保険が適用されます。個人の負担割合は、加入されている医療保険等により異なります。また、高額療養費制度が適応されます。
*医療費についての詳しい相談は、社会福祉士にお気軽にお尋ね下さい。
*地域包括ケア連携室(平日 0848-77-0955)

ご遺族の方へのケア

  1. 担当看護師より退院されたあと、3ヶ月・1年でお手紙を出しています。
    必要時、電話での訪問をさせていただいています。
  2. 『ひだまりの会』(遺族会)を年1回開催しています。(秋~冬頃)
    ご遺族の方を対象に、近況報告や思い出を語りあうことでグリーフケアを行っています。さらにご家族同士の交流の場となることを願っています。

緩和ケア病棟広報誌『風を感じて』

毎年1回発行させて頂いており、第12号を迎えました。専門職スタッフが情熱を込めて執筆しております。緩和ケアそして我々スタッフに親しんで頂く良い機会になるかと存じます。是非ご一読下さい。

スタッフ

医師、看護師、保健師、理学・作業・音楽療法士、臨床心理士、社会福祉士、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、訪問看護師、ボランティア、宗教家など専門のスタッフが、患者さまの症状やご希望に応じて対応しています。

お問い合わせ

地域包括ケア連携室 0848-77-0955 (平日8:30~17:15対応)
緩和ケア病棟 0848-76-1328 (365日 24時間対応)